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窓に関連する商品
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こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。
まずは各地のスポット紹介から。
10月は「小田原」(神奈川県小田原市)です。
「小田原」といえば、「小田原城」、「蒲鉾」、最近は「小田原おでん」でしょう。
「小田原おでん」は、蒲鉾店をはじめとする地元商店が考案したオリジナルの種が特徴で、
2004年より毎年開催の「小田原おでんサミット」における「おでん種コンテスト」での入賞作品も加え、
30以上の種が商品化されています。
写真は、城のような建物ですが、菓子として知られる「ういろう」の本店を撮影したものです。
ここは、箱根駅伝の小田原中継所前であり、テレビ等でご覧になったことがあると思います。
その本店に、菓子店と思って中に入ると、少し面喰うかもしれません。
「外郎博物館」が併設されていることもありますが、菓子の「ういろう」だけでなく、薬の「ういろう」もあるからです。
どうやら、元来「ういろう」と呼ばれる薬を取り扱っていたところ、接待で考案した菓子が「お菓子のういろう」として評判になったため、
両方とも取り扱うようになったようです。
ここからは商標のお話です。
「ういろう」は商標登録されているでしょうか?
答えはYES。
薬剤の分野で、漢字表記の「外郎」が株式会社ういろう名義で登録されています(第5318353号)。
ちなみに、菓子の分野では、「ういろう」が菓子の一般名称とされているため、「ういろう」だけでは登録できません。
図案化したり他の言葉を加えたりすることで特徴を出した、「ういろう」関係の商標が、様々な権利者名義で30以上登録されています。
今月も、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。
今回は、前半にでてきた「ういろう」の本店にもある、「窓」を取り上げたいと思います。
商標の世界で、単に「窓」というと「金属製品」になり、「金属製品」でない「窓」としては「プラスチック製品」や「木製品」が想定されています。
「窓枠」が木製で、取っ手が金属製という「窓」はどう分類すべきか問題となりそうですが、
ケースバイケースですので、専門家に相談されることをお勧めします。
このように、商品やサービスは分類しにくい場合があり、気をつけましょう!
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講師:長坂 剛人 商標専門弁理士
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目黒駅前にある事務所「特許業務法人むつきパートナーズ」を本拠地に、お客様との面談と調査に全身全霊をささげる商標登録の専門家(商標専門弁理士)です。
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