≪お風呂拝見！≫大正ロマン的バスルーム　　大正13年（1924年）に建てられた和洋折衷お屋敷のバスルームリフォーム

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大正13年（1924年）といえばおよそ100年前に建てられたお屋敷。 そんな重要な建物のリフォームをするというだけで、足がすくむ感じがするのに、 水廻りのお風呂をリフォームするというのだから、凄いです。 よほど信頼できる業者でないと任せられるものではないと思います。 積み重ねた年月から感じられる荘厳さと現代の技術とつくる人の熱意によって 生まれ変わることができたのでしょう。 こんなリフォームもあったのですね。

歴史ある建物で国指定の重要文化財のお屋敷です。





内部は公開されていないのですが特別に1部屋お見せします。



調度品も壁紙も当時のままだそうです。









バスルームの改修は５０年ほど前にされたようです。
浴室のドアの跨ぎも１５０ｍｍほどあります。
浴室の洗い場の勾配も取れていないので、床に水が溜まります。
浴槽には、追い炊き機能が無く、長年古い型の２４時間風呂をお使いでした。
洗面室の床は、傷んでぶかぶか状態でした。
（洗面室の床で、ジャンプすると床は完全に落ちる危険性が・・・）

天井　窓　壁上部の漆喰壁は残し、既存の雰囲気は壊したくないご希望です。
地元の業者に相談しても、ユニットバスの提案ばかりで希望と全くマッチしなかったそうです。
「お風呂リフォーム　＝　ユニットバスの入れ替え」の対応ではちょっと無理ですね。









天井と窓建具はクリーニングをして、窓の建具は塗装をし直しガラスを交換しました。
浴槽は、十和田石を内部に貼り、框は天然ヒノキです。追炊きも出来るよう対応し、給湯器も新設しました。
暖房乾燥換気扇は、天井に設置できないので壁付けタイプを採用しました。
窓は、外部にサッシを追加し2重の窓にしています。
暖房乾燥換気扇と二重サッシで、冬も暖かで快適な浴室になりました。
洗面室は、床にコルクタイル、天井は杉の板を貼りました。
洗面化粧台は、TOTO社製のものです。




入り口のドアは、浴室用の特注引戸でバリアフリーになりました。






ヒートショック防止のため、洗面室にも暖房機を設置です。
既存の窓にはプライバシーを考慮し、木製ブラインドを取り付けしました。
入り口ドアの左側のタオル掛けがついている箇所に洗面化粧台がありました。




外壁には、杉板を貼り風情を残しました。
給湯機の交換も行い、機能的で快適なバスルームになっています。