テーブルコーディネートのはなし 39話
アロマの話
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コーヒーの話
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◆コーヒーの話
ここ数年、日本ではカフェブーム。
オープンテラスやオーガニックにこだわったカフェ、雑貨屋さん併設のカフェ…など。
平日の忙しい合間にちょっと一息、休日にゆったり友達とのおしゃべり。
カフェの使い方は人それぞれ。
カフェの本場イタリアではどうでしょう。
イタリアではコーヒーを飲む場所をBar(バール)と呼びます。
もともとコーヒーを提供していたお店のカウンターの棒(バー)の事を指します。
そこでコーヒーを立って飲んでいたスタイルから、barという名がついたという説があります。
西部劇のバーをイメージしてみてください。
バールの語源はアメリカのバーに由来しています。
イタリア全土には、現在15万軒~16万軒のバールがあると言われています。
イタリア人にとって、バールは1日に何度も足を運ぶ場所。
朝食をバールで済ませ会社へ、その後仕事の合間、昼食後、そして夕飯に集う友人との待ち合わせに…、とにかくバールを利用します。
仕事の合間のリフレッシュにバールは必須アイテムとも言われています。
バールは扱っている商品ごとに分かれます。
◎バール・パステッチェリア ドルチェ(ケーキ・焼き菓子・チョコレートなど)
◎バール・ジェラテリア ジェラート(アイス)
◎バール・タバッキ タバコ・切手・賭けくじ、飴類など
◎バール・エノテーカ(ヴィネリア) ワインバー、ワインの販売
◎バール・リストランテ 食事がきちんとできるタイプ
バールはちょっとおもしろい料金システムになっています。
店内のどこでコーヒーを飲むかによって、コーヒーの料金が違います。
バンコ(カウンター)で立ったまま飲むのが基本とすると、ターボラ(テーブル)につき座って飲むと1.5倍ほど。
さらに、ガゼボと呼ばれるテントの下では2~3倍程度。
日本人が喫茶店を利用する目的とは異なり、イタリア人は「さっと来て2・3口エスプレッソを飲んでさっと帰る」という利用なので、立ったまま飲むことが苦ではないのでしょう。
ここでバールとカフェの違いを表にまとめてみましょう。
| BAR | CAFEE |
立地 | ほとんど立地を問わない路面店 | 人通りの多い地域 |
店内構成 | バンコ(カウンター)を中心に部屋に分かれてないケースが多い | ティールームなど部屋が分かれているケースが多い |
雰囲気 | 誰もが気軽に出入りできオープン | ある程度座ってゆっくりできる |
滞留時間 | 短い | 長め |
サービス | 店員が少なめでテイクアウトもOK | 店員が多めで注意深くゆったり |
顧客とオペレーション | 立ったままでバンコ中心。朝、昼、晩でセッティングが変わる | 飲食は着席がほとんど。ゾーンがはっきり分かれる |
オケージョン | 飲んだり物、食べたり | 待ち合わせやゆっくり話をする |
費用 | 飲食は立ったまま。比較的安価 | ほとんど着席。BARより2~3割高M/td> |
続いてバールのドリンク。
日本でもすっかり市民権を得た?「エスプレッソ」。
約70ccの小さいしろい陶器のカップで提供されます。
1杯に対し7gの豆と9気圧90℃から20~35ccのコーヒーを抽出。
グラニュー糖をスプーン1~2杯入れてよくかき混ぜて飲み、最後に砂糖をスプーンですくって食べます。
エスプレッソの効果は、頭の回転がよくなる効果とともに油を落とすという効果もあるため、食後に最適。
「カフェ・マッキャート」。
マッキャートとは「しみ、しるし、マーク」という意味。
牛乳が少し入ったコーヒーです。
さらに「カプチーノ」。
150~180ccのカップに注がれます。
エスプレッソは同量ですが、泡立てたミルクがプラス。
さらにココアをふることもあります。
イタリアでも北の方に人気。
イタリアでは、カプチーノは朝に飲む物という考えが強いようです。
夏の飲み物の代表は「シェカラート」。
アイスコーヒーのようなものですが、シェーカーにコーヒーと牛乳を少し、さらに氷を入れてシェイクし冷やしたもの。
氷をいれる必要がありません。
時間が経っても薄まらないのです。
また「アフォガート」。
溺れるという意味のこのデザートは、ジェラートに熱いエスプレッソをかけたもの。
まさにジェラートがコーヒーの中で溺れているよう。
イタリアはコーヒーと思わせてしまいましたが、紅茶もあります。
特に人気の定番はピーチティー。

日伊協会主催のバリスタセミナーでお話を聞いたのは、六本木にある「バール・デル・ソーレ」のバリスタ横山千尋氏。
横山氏はミラノでカフェ修行をし日本人初のイタリア本国認定バリスタ。
しかも2002&2004年にワールドバリスタチャンピオンシップで日本人代表として出場し、日本人バリスタの第一人者というべきすごい方です。
そんな横山さんのお店が「六本木のバール・デル・ソーレhttp://www.delsole.st/store(六本木店・高輪店・赤坂見附店)」。
カプチーノをオーダーすると、犬や白鳥、葉っぱ、女の子などの絵を描いてくれるので、それだけでもhappyな気分に!
さらに、横山さんはバリスタになる前ミラノでジェラート職人「ジェラティエーレ」として修行し、世界コンテストで3年連続金賞をとった経歴の持ち主。
ということで、美味しいジェラートの種類も多い勧めの店です!


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