地球温暖化対策 タニハタは「自然エネルギー100%」のモノづくりを始めています。
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タニハタは「自然エネルギー100%」のモノづくりを始めています。地球温暖化対策
「木製建具製造業」 なら 「株式会社 タニハタ」へ! ◆◇◆ 株式会社 タニハタ からのお知らせ ◆◇◆
日本経済新聞に掲載されました。
3月21日付 日本経済新聞(全国版)「こえる、超える、越える」特集の欄にタニハタのことを掲載していただきました。 この特集は、分野を問わずに高みを目指して上り続ける企業、個人の挑戦にスポットライトをあてて紹介する特集ページになります。 先日の「iFデザインアワード金賞受賞」のことを中心に写真付きでかなり大きく取り上げていただきました。 地球温暖化対策地球温暖化対策 Global Warming Countermeasures
2011年に発生した東日本大震災と、それに続く原発事故の惨事は、私たちの社会とエネルギーとの関係性を、根底から考え直す契機となりました。
組子のような小さなモノづくりでも、機械を使い、電力や石油などのエネルギー資源を使用します。私達はどのようにすれば、環境に負荷をかけないモノづくりができるのでしょうか?
脱炭素社会を実現し、地球温暖化対策を推進するために。 1. 電力は100%自然エネルギーを使用タニハタ工場の屋上に設置された50KWの太陽光パネル 太陽光発電
2015年、自社工場の屋根に 30キロワットの太陽光パネルを設置し、太陽光発電を稼働させました。その後6年間で削減できた CO2(二酸化炭素)の量は約100トン。これは日本の1世帯当たりの年間 CO2排出量の約36世帯分、石油換算で4万5千リットル分に相当します。 水力発電
太陽光発電だけで賄いきれない分は、水力発電による CO2排出量ゼロの電力「グリーン電力」を北陸電力と契約し電力供給を受けています。(とやま水の郷でんき) 富山市八尾町 仁歩発電所 電力使用量と発電量の可視化
工場入口には、リアルタイムで電力使用量と発電量を監視するモニターを設置。社員全員で工場内の「電力」を確認できます。(左下写真) より環境負荷の小さい企業へ
2021年、重油を燃料とするフォークリフトを電動フォークリフトへと切り替えました。 2. 木を無駄なく使い切るおがくずからペレットを作る国産機ペレタイザー タニハタ工場内に設置して、おがくずから良質のペレットを作り出します。
太古より、人類は木を燃やして暖をとってきましたが、それによって地球上のCO2の濃度が高まることはありませんでした。木を燃やしても、大気中の CO2は増えないのです。それは、木材が生育する過程で大気から取り込んだ CO2が、また大気に戻るだけだからです。木が朽ちる際にも同じだけの CO2が出ます。 冬季の工場暖房はバイオマスで組子加工に伴い、そこから発生する端材や切削クズ、オガクズは、集塵機からダクトを通して、工場内のペレタイザーに送られ、ペレットと呼ばれる小さな木のつぶに圧縮加工します。それらのペレットはペレットストーブの燃料として工場内の暖房に使用。バイオマス(動植物性の再生可能な資源)燃料で北陸の厳しい冬の工場を暖めます。 ペレットの原料となるおがくず ペレットストーブは工場内に4台設置。灯油ストーブは使用しません。 さらなる効率化を目指して
工場内の照明を電力消費量の少ないLED照明へ全面切り替え済み。 木材の端材は、製鉄発祥の地、岩手県釜石市の企業が製作した大型薪ストーブの燃料として利用します。このストーブは上部のタンクに大量の薪を詰め込めるので、作業の手を止めることがありません。 大型の薪ストーブも設置 北側の工場壁を抜き、ガラスをはめ込み自然光の取り入れています。自然のエネルギーを利用し、極力電力に頼らない作業を目指します。 工場内が自然光で大幅に明るくなったことをルクス計で確認。組子のような繊細な作業を行う場合、750〜1500ルクス必要です。 作業者の目に負担が少ない北側窓の自然光を取り入れます。 3. 社員みんなが「環境」を意識し、行動する70才以上の職人は3人。熟練の技術を若い職人に伝えます。 作業服は、自然由来の伝統素材にこだわります。 職人技術の保護・向上
タニハタでは、大工道具を使った手仕事による、電気を使わないモノづくりも大切にしています。電力だけに頼るのではなく、手を使った仕事をすることで、職人技術が向上すると考えるからです。また、職人技術の伝承を維持するため、職人には定年を設けていません。社員数20人の小さな会社ですが、70歳以上の職人が3名在籍しています。退職時期も本人の意志に任せ、いつまでも働きがい、生きがいのある職場にしたいと考えています。 作業服にもエコの意識を
タニハタの作業服の素材は、江戸時代末期から続く滋賀県の伝統産業「高島ちぢみ」や「三河木綿」でオーダーメイドしています。高島ちぢみの生地は、表面に加工されたシボ状のしわによって、風通しがよく、汗をよく吸い、早く乾くという 特徴があります。 また、海外から来社されるお客様も多くなり、「日本の職人」として胸を張って応対できるよう、和のデザインにもこだわりました。タニハタのロゴである「麻の葉紋」も刺繍し、古くから引き継がれた日本の素晴らしい伝統文化を、工場の中に少しでも取り入れていきたいと考えています。 備品や消耗品、ゴミにも意識を大気を汚し、地球温暖化の原因となっているCO2を排出しないように、社内で使う備品や消耗品、梱包材、工場からでるゴミにも気をかけています。紙製品、ゴミ袋、カタログ、名刺などの印刷物は環境に配慮したエコマークのものを使用。パッケージ類、段ボールなどもリサイクル可能な材料を使用しています。 4. 国産木材を守る整然と管理された吉野の山林 国内で使用する木材の6割は輸入品という現実
日本は、国土面積の約3分の2が森林という、世界でも有数の森林大国です。しかし、国内需要の木材の約6割を海外からの輸入に頼っています。(自給率 37.8%/2019年林野庁)「日本中に木がたくさん生えているのに、住宅や家具、建具などに使う木は海外のもの」という状況です。 木を植えて育てるシステムが大切「CO2を吸収する木を伐採する」ことは、環境にとって良くないイメージがあるかもしれません。しかし、成長した木を伐採して利用し、新たに苗木を植え、その苗木が成長するサイクルを続けることにより、森は再生されます。 木材は焼却しても有害な成分を発生せず、大地と太陽、水がある限り、未来に残すことができる持続可能な資源ですが、大切なのは、木を「 植える」だけでなく、「育てる」システムです。
吉野杉で有名な木材の産地、奈良県吉野地区では、上記のような林業のシステムを500年続けていますが、海外の安い価格の木材流入によりその継続が年々難しくなってきています。
手入れをしないまま森を放置すると、やがて枝が密集し根に光が届かなくなります。根は痩せ、細々とした樹木になります。 SDGs(持続可能な開発目標)
「SDGsの17分野の目標」のうち、森林の働きが14の目標達成に役に立つとされています。タニハタでは、極力地元に近い産地の木材を使用しています。また、国内の森林と国土保全のため、杉、ヒノキなどの国産木材のPRと使用を推進しています。 吉野産地での社員研修(ブログページへ) ■環境省 気候変動アクション環境大臣表彰 2021 ■国連 SBTイニシアチブから認定取得 2021 ■富山県 SDGs宣言企業として認定 2021 ■富山市 <富山市で学ぶSDGs教育旅行>参加企業 2021 ご注文/お問合せ/カタログ・資料請求
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