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六月(水無月) 月の名前~水無月~ 六月の別名は「水無月」。 日本では六月は梅雨の時期で雨が多いのに、なぜ水が無い、というのだろう?そうお思いの方も多いかと思います。 水が無い、とは書きますが、実はこの「無」は、「の」に当たる連体詞で、「水無月」は、「水の月」ということだそう。 また、旧暦六月は、田んぼに水を張る時期でもあり、「水張り月」とよんだことが、変化して「みなづき」と呼ばれるようになったと いう説もあります。 昔は田んぼの仕事は村の農民みんなが協力しあってやったことから、「皆尽月」と名づけられ、 それが変化して「みなづき」となったという説もあります。 どの由来も、田んぼと水と関係していて、日本人の生活が稲作と共にあったことがわかります。 芒種と田植え 稲や麦の穂の穂先には、触るととげのような突起があり、それをのぎ(芒、又は禾)といいます。 芒種とは、この禾があり、穂の出る植物の種を蒔く時期のこと。新暦では6月6日前後です。 大切に育んだ苗を田に植える田植えは、日本人の命を育んできた稲作のまさにスタートです。 これから先、雨がたっぷり降って、水に恵まれ、太陽の光と陽気に恵まれ、たわわに稲穂が実りますように。 その想いで、この「芒種」の頃は、田植えだけでなく、田植え祭りが盛んに行われました。 神職によって田の神への感謝の祈りを捧げる。 早乙女により、田に苗を植える。 お囃子をつけて田楽を舞う。 これら全て、五穀豊穣を願い祈り、田の神に奉納したものです。 「広島壬生の花田植え」「大阪住吉お田植」「宮城秋保の田植踊り」「東京板橋の田遊び」「愛知三河の田楽」、 住吉の御田植(大阪)など、日本全国に田植え祭りとして残っています。 芒種がこの時期の二十四節気の名称ですが、田植えとほぼ同義語でもあります。 田植えの方は、田植時、田植歌、田植笠、田植組、田植酒、など季語も沢山あります。 いつの間にか、芒種より田植えの時期、というのがポピュラーになったようです。 それでも、稲作の最初の大切な節目、忘れないでいたいですね。 梅子黄なり(うめのみきなり)と梅しごと 芒種の最後の項は、「梅子黄なり(うめのみきなり)」。 梅雨の訪れとともに、梅の実が熟して、黄色く色づくころです。 この時期は、梅が実り、旬を迎える頃です。 梅には、収穫する時期や、その実の特性により、それぞれに向いた利用法があります。 青く硬いものは、梅肉エキスに。青梅は香りがさわやかなので、梅酒や梅サワーにも向いています。 6月中旬になると、梅の実は少し熟して、色づいてきます。 まさに「梅子黄なり(うめのみきなり)」。 この時期が、梅干つくりにも最適な頃です。 梅の実が熟して、甘くいい香りがするようになると、梅の季節も終わりに近づいています。 完熟の梅は梅ジャムにいたしましょう。 梅雨でうっとおしい時期も、家でさわやかな梅の香りにつつまれての梅仕事、存外楽しいものですよ。 おうちで楽しむ梅雨と梅しごと 梅雨のかたつむり柄小風呂敷タペストリー 六月は梅雨入りして雨が多い毎日。 でも雨は、植物や昆虫たちが成長するために必要な惠み。 かたつむりも喜んでます♪ 梅シロップ瓶包み 梅しごとで作った梅シロップ。 梅の果肉も一緒にお友達のおうちにお土産にして♪ <<次回のはなし 前回のはなし>>
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