バスタブについて、素材毎にその特徴を説明します。
1.ステンレス
冷たい感じがしますが、魔法瓶効果で、保温性は、高いんですよ。
意外と思いますが、本当です。 耐久性も高く品質的には、お勧めです。
しかし、デザイン的には、一般に市販されている既製品は、全くお勧めできません。
オーダーにて作成すれば、オリジナリティの高い仕上になると思います。
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2.FRP
一般の戸建住宅では、最近はほとんど見られません。
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3.ホーロー浴槽
ホーロー浴槽には、鋳物ホーロー浴槽と鉄板ホーロー浴槽があります。
どちらも、下地素材に釉薬を塗り、高温で焼いた、いわゆる焼き物です。
陶器質特有の、真っ白な色合いが人気で、設計士の先生の中には、根強いファンの方も
いらっしゃいますが、最近は、人気的には下火です。
選択される場合に、注意しなければならないのは、追い焚き金具の開口の際のさび止め処理です。
処理が不十分ですと、さびが発生します。
また、ホーローがはげた場合、そのまま放っておくとさびが発生します。ホーローの補修材があります。
ホーロー浴槽の需要が減っているので、製作メーカが国内でも減っていますが、まだ老舗的に頑張っていらっしゃる会社もあります。
国内では、もう鉄板ホーローの浴槽は、製作されていないはずです。
もし、外国製でホーロー浴槽を選択する場合は、鋳物ホーローか鉄板ホーロか確認してください。
鉄板ホーロー浴槽の場合、追い焚き開口のさび止め処理が、不十分にしか出来ません。
「鋳物ホーロー浴槽も一緒だ。」とおっしゃる建築業者は、勉強不足です。
鋳物ホーロー浴槽は、とっても重いので職人泣かせです。施工費、はずんでやって下さい。
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4.人造大理石浴槽
現代、日本国内では、主流の素材です。
価格も手ごろになっており、種類も多く耐久性にも優れています。また、カラーも豊富にあります。
国内で、生産されていますが、元となる生産会社は、意外と少ないんです。
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5.アクリル浴槽
この材質は、国外では、主流の材質です。最近は、国内でもかなり、使われ始めています。
曲面を容易に出す事が出来るので、デザイン性に優れたものが多く、また、陶器質のホワイトが出せるので、
非常に人気は高くなっています。お勧めの製品です。
但し、デザイン性は非常に優れているのだけれど、異常に価格が高い製品もありますので、よく、建築業者に相談してください。
価格的に違いのあるメーカーを二・三社紹介してもらってください。
紹介メーカーにW社が入っていなかったらご相談下さい。きっと、参考になると思います。
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6.木のお風呂
最近、人気が高まっています。
一昔前の、木の浴槽は、水を浴槽の中にためておき、木に水を吸わせ、木を膨張させ、
浴槽の漏水を防いでいましたが、カビやぬめりの発生には最高の環境でした。
木の壁材の所でこっそり教えました、「エステックウッド」で製作した浴槽なら、どんどん乾燥させてもOKです。
詳しい事を、知りたい方は是非ご連絡下さい。
セラミックと木を混ぜ合わせた素材・表面にコーティングを塗っている素材もありますので注意が必要です。
天然の素材ですから、工業製品のように、半永久的に製品寿命があるわけではありません。
好みの応じて、傷んできたと思ったら、木の浴槽を取り替える位の考えではないと、ちょっと、きついですね。
また、木ですからそれなりの気を使う人じゃないと、浴槽がかわいそうです。
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7.石の浴槽
露天風に石の浴槽もいいなと思っているあなた、防水の点に気をつけて、施工してください。
ちょっと、不安な方は、どうぞ相談下さい。
以前、建築業者の方が相談してきましたので、相談に乗ったことがありますたが、
独自にお考えになった工法で工事を行い、施主が、お風呂に入浴中にお湯が漏れて大変なことになったお宅がありました。
ご当人にとって見ればとても立腹なさったと思います。
なんと言ったって、気がついたら素っ裸のままお湯が無いのですから・・・
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