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はじめに
最近、自宅を新築、又は、リフォームをお考えの方から、相談を頂く事が大変多くなっております。
その相談とは、
「浴室には、とてもこだわりがあって、
自分が希望する浴室つくりをしたいのだけど相談に乗ってくれませんか」
「どこのメーカのショールームに行っても、
同じようなユニットバスばかりでもっと、違うバスルームを作りたいのだけれども」
「木の浴槽を希望しているが、どうしてもハウスメーカーの許可が出ない。」
最後の質問にいたっては、「誰の、ご自宅を建てるのですか?」と逆にこちらより質問してしまうほどです。
相談に見えられるほとんどの方が、家の新築を考えたとき、もしくは、リフォームを考えた時、一様に
「キッチンは、○○○にしたい。色は白で、食器乾燥機が内蔵されて・・・・」
「浴槽は、木の浴槽を入れて、孫が来たときに自慢したいんだ。」等々
住宅の全体像は、把握していないものの、部位的にはかなり、具体的な夢・要望をお持ちの方が、多いのが実感できます。
それが、業者を選定する段階より、それらの要望が叶えられなくなっていくのが大半です。
もちろん、予算的な問題で致命的に実現不可能な場合もありますが。
但し、もっと致命的な問題は、相談する相手が、要望に対する提案が出来ないという事です。
もっと、残念なことは、
「早く、相談すれば、希望が叶ったではないか。」
と切歯扼腕する方がいらっしゃる事です。
私どもは、その姿を見るにつけ、やるせない気持ちになることが、非常に多いのです。
建築業者の多くが、住宅を売るのが目的です。特に、社員を多く抱えていらっしゃる業者の方は、
とかく、契約数の確保に走りがちです。また、自社の標準商品(標準住宅)を売るように教育された営業マンが、
何とか標準住宅を売ろうとする結果、お客様もそのペースにのって、自分の描いていた夢・希望を忘れ去り、それが、
諦めに変わって行くのが手にとるように分かります。
多額のお金を支払うのは、他でもないあなたなのです。私どもは、後で、悔やまないように、ほんの少しでも、
お役に立てればと思い、このような「おふろのはなし」をお届けしようと考えました。
お風呂の歴史なども説明に加え楽しくご覧いただけるように工夫しました。どうか、すばらしい、住宅を手に入れる為に、頑張ってください。
「日本の住宅の浴室をもっと良くしよう研究会」 会長/神 俊行(現在会員2名)…… 募集中!
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