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あらゆる素材に金属コーティングが可能です。
Vero Metal〈ヴェロメタル〉とは、ドイツ VeroMetal 社の金属粉末によるコーティング技術です。
ヴェロメタルは、95%以上が純粋な金属であるため、色合いはもちろん、その感触や硬度もまさに金属そのものです。
木材、硝子、陶磁器、金属、プラスティック、コンクリート、ゴム、布、紙などあらゆる素材に金属コーティングが可能です。
また鉄の他に、ゴールド、シルバー、ブロンズ、アルミニウム、ステンレス、真鍮、亜鉛、錫など
全14種類の金属バリエーションがあり、様々な加工処理を施すことが可能です。
ヴェロメタルは多様な金属で構成されております。
施工方法によって素材表面は、マット(無光沢)、サテン(半光沢)、ポリッシュ(光沢)、
ハイポリッシュ(高光沢)、パターン(模様)と様々な仕上げが可能です。
さらにエイジング処理を施すことで経年変化した金属表面を演出することも可能です。 |
Performance
ヴェロメタル性能表
試験概要 | 性能評価検査機関 |
| ASTM INTERNATIONAL | 一般財団法人 日本塗料検査協会 |
硬度試験1 (鉛筆硬度) | 試験方法:ASTM D 3363 | 試験方法:JIS K 5600-5-4:1999 |
被膜硬度(硬さ)の試験 | 鉛筆法に準じて 6H | 鉛筆法に準じて 5H |
硬度試験2 (バーコル硬度) | 試験方法:ASTM D 2583 | 試験方法:JIS K7060・K6911 |
被膜硬度(硬さ)の試験 | バーコル硬度計にて 試験結果:90 | |
人工風化試験・促進耐候性試験 | 試験方法:EN ISO 4892-2 | 試験方法:JIS K 5600-7-7:2008 |
耐候性に対する試験 |
1500サイクル:120分 (102分,/18分間 放水) 3000時間キセノン照射 表面剥離、ヒビ割れ無し (色彩の変化が起きる) |
試験時間:300時間 スペクトル分布:方法1 膨れ・割れ・剥がれ及び 著しい変色が無い ※真鍮(ブラス)はやや変色あり |
衝撃耐性試験 | 試験方法:ASTM D 2794 | 試験方法:JIS K 5600-5-3 |
急激な変形に対する試験 |
ガードナー可変式衝撃試験機にて 80incポンド衝撃耐性に合格 ※80incポンド試験でのひび割れや 破砕の兆候は見られなかった |
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テーパー摩耗試験 | 試験方法:ASTM D 4060 | 試験方法:JIS K 5600-5-9:1999 |
こすれに対する試験 |
テーパー型摩耗試験機にて ・1000g荷重と500回転の後, 0.09%の質量削減 ・1000g荷重と1000回転の後, 0.24%の質量削減 |
摩耗輪法に準じて 摩耗輪の種類:CS-17 摩耗輪の荷重:9.8N 回転数:1000回転 平均値:194 |
耐洗浄性試験 | | 試験方法:JIS A 6909:2010 |
こすれに対する試験 | |
耐洗浄性試験に準じて ブラシの往復:500回 剥がれ、摩耗による基盤の露出なし |
ひっぱり付着試験 | 試験方法:ASTM D 4541 | 試験方法:JIS K 5600-5-6:1999 |
材料に対する塗膜の付着試験 | 塗膜付着力試験機にて 3500PSI | |
密着性試験 | 試験方法:ASTM D 3359 | 試験方法:JIS K 5600-5-6:1999 |
材料に対する塗膜の密着性試験 | テープ試験 A法にて 材料の剥離なし |
クロスカット法にて 鋼板:分類1 合板:分類1 ※試験中;硝子・陶磁器 |
透水試験 | | 試験方法:JIS A 6909:2010 |
水を浸透させる試験 | | 透水試験B法に準じて 試験期間:24時間 透水量:0.00ml |
耐水試験 | | 試験方法:JIS B 7753:2207 |
水に対する性質試験 | |
水噴霧条件:60分間照射中 水噴霧12分 試験時間:200時間 表面剥離、ヒビ割れ無し 真鍮(ブラス)はやや変色を確認 ステンレススチールは変色無し |
腐食試験 | | 試験方法:JIS K 5600-7-9:2006 |
塗膜の長期耐久性試験 | |
サイクルDに準じて サイクル腐食試験 試験期間:10日 さび・膨れ、剥がれ 無し |
燃焼特性試験 | 試験方法:ASTM E84-07 | |
建築材に対する表面燃焼特性試験 |
延焼性 実値5・NFPA等級A・UBC等級I (延焼速度0〜25) 発煙性 実値0・NFPA等級A・UBC等級I (450と同等かそれ以下) 3500PSI |
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試験概要 | 性能評価検査機関 |
| 一般財団法人日本食品分析センター (試験方法:JIS Z2801) |
抗菌力試験 1 (黄色ブドウ球菌) | 生菌数測定結果 | 抗菌活性値 |
StaphyLococcus aureus subsp, aureus NBRC 12732 |
35℃ 24時間後 試験片1cm2あたりの生菌数 : 検出せず |
4.6 ※抗菌効果:2.0以上 |
抗菌力試験 2 (大腸菌) | 生菌数測定結果 | 抗菌活性値 |
Escherichia coli NBRC 3972 |
35℃ 24時間後 試験片1cm2あたりの生菌数 : 検出せず |
6.2 ※抗菌効果:2.0以上 |
抗菌力試験 3 (大腸菌、血清型O157) | 生菌数測定結果 | 抗菌活性値 |
Escherichia coli ATCC 43895 |
35℃ 24時間後 試験片1cm2あたりの生菌数 : 検出せず |
5.8 ※抗菌効果:2.0以上 |
抗菌力試験 4 (MRSA) | 生菌数測定結果 | 抗菌活性値 |
StaphyLococcus aureus IID1677 |
35℃ 24時間後 試験片1cm2あたりの生菌数 : 検出せず |
5.4 ※抗菌効果:2.0以上 |
上記抗菌作用のある金属(7種類)
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ブロンズ Bronze |
カッパー Copper |
エイジドブロンズ Aged Bronze |
真鍮 Brass(Messing) |
ガンスモーク Gun Smoke |
リフレックスS01 Reflex S01 |
メディカルカッパー* Copper |
Q&A
ヴェロメタルに関するよくあるご質問
1. ヴェロメタルは、塗料(ペンキ)ですか?
いいえ。
95%以上が純粋な金属化合物であり、室温(20度以上)で簡単にコーティングが可能な非溶融の金属コーティング剤です。
2. ヴェロメタルは、金属メッキですか?
いいえ。
ヴェロメタルは常温の環境下で、どのような素材の表面でもコーティングでき、素材表面を金属化する技術です。
使用可能な素材は、ラミネート製品、メラミン、木材、プラスチック、石膏、ファイバーグラス(FRG)、FRP、GRC、GRP、陶器類、コンクリート、発泡スチロール、ウレタン、ガラスまたはその他の金属など、ほとんどのすべての素材表面に施工することができます。
3. ヴェロメタルは、パウダーコーティング(粉体塗装)ですか?
いいえ。
パウダーコーティングは、高温で塗装材を焼きつける工程がありますが、ヴェロメタルは、常温の環境で、スプレーやローラーによるコーティング、パテナイフでの塗りつけ、型流しなどによって加工できる製品です。熱を加えて硬化させるタイプの製品ではありません。
4. ヴェロメタルは、屋外のものにも使えますか?
使用可能です。
基盤となる素材が外気や雨などに耐える素材であり、ヴェロメタルのコーティングをしっかりと行えば問題はありません。EN ISO 4892-2によると、30年経過後にまったく破損などがないことが認められています。
5. ヴェロメタルのコーティング層の厚さには、決まりがありますか?
いいえ、特にありません。
ご希望の厚さにコーティングできます。理想的かつ経済的な層の厚さは、0.07mmから 0.15mmになります。
6. ヴェロメタルがコーティングできない素材はありますか?
素材の表面に油分や水分が多くついていない限り、ほとんどの素材にコーティング可能です。
7. ヴェロメタルには、収縮性がありますか?
いいえ。
塗料ではないため、蒸発作用による収縮作用はありません。
8. ヴェロメタルの硬化には、加熱処理が必要ないのですか?
はい。
常温環境で施工するため、加熱による歪みや縮み現象もなく、基盤となる素材への熱衝撃もありません。
9. ヴェロメタルには、柔軟性がありますか?
いいえ。
凝固したヴェロメタルは非常に固い皮膜を形成するため、柔軟性はありません。
10. ヴェロメタルには、電気伝導性がありますか?
11. パートナーにはどんな職種の方が多いですか?
メーカー、建築塗装、家具製作、デザイナー、個人の趣味として…などなど、様々な方がいらっしゃいます。
12. どんな技術が必要ですか?
用途や施工面積にもよりますが、スプレー塗装の技術があるとよりレベルの高い施工が可能です。刷毛やスポンジやローラーなどでも施工出来ますし、不慣れな方のバックアップ体制も万全です。
13. 研修費用の10万円の中味について教えて下さい。
概要説明、資料一式、技術研修(それにともなう材料代含む)、修了後にお渡しするスターターキット、認定証、パートナー登録後のサポート(登録期限内無制限)などです。
14. 研修会場はどこですか?
パートナー企業のアイチ金属(愛知県名古屋市北区五反田77)に委託しております。
そこから車で5分の第2工場です。今後は各地方にも増やしていく予定です。
15. ヴェロメタルをもっと気軽に体験できませんか?
東京・大阪・名古屋などでワークショップを開催する予定です。
情報は随時公開しますのでHPやFacebookページをチェックして下さい。