襖絵師　　襖絵師は、襖絵デザインコンペティションの受賞作品を製品化するブランドです。

2012年度　最優秀賞

「円満月」

襖絵師　Ｔ50

仕様：最大製作寸法：2,100mm×1,000mm（要相談）

家族がいつで繋がって、円満な過程でいられるように・・・
団欒の場の象徴となるような”ふすま”円満月。
家族ひとりひとりの軌跡や気持ちが集まってできた　お月様。
やさしく、見守るように、いつもそこにある「円満月」は縁をつむぎ、
まあるい家族の記憶になる。

お月様を印象付けるウサギのモチーフをプラスし
温かみのある和紙ちぎり絵のテイストの大きな円の月とした。

2011年度　最優秀賞

「水蝶々」

襖絵師　前島　薫平

仕様：最大製作可能寸法：2,100mm×1,000mm（要相談）

蝶が羽化し、大空へと飛び立つ姿を日本復活に重ね、デザインしました。
硬く閉ざされたサナギの殻を破り、羽を大きく押し広げ飛び立つその姿は、まさにこれからの日本復活のようだと思います。
今はまだ硬く閉ざされ、先の見えない闇の中かもしれません。
しかし、じっと辛抱し歩みを止めなければ、蝶のように美しく羽ばたけるはずです。
日本復活の未来が必ず来るはずだという想いを今回、蝶で形にしました。
蝶の表情は、羽化という生命の神秘的な様、そして力強さを引き立てるよう、水で表現しています。
また、襖を開けることでサナギの殻が離れ、飛び立って見えるよう構図も考えました。
もし、この襖を見て癒される、また時には力が湧いてくると感じて頂けたら幸いです。

2010年度　最優秀賞

「書山水」

襖絵師　若林　佳織

仕様：最大製作可能寸法：2,100mm×1,000mm（要相談）

古語辞典をぱらぱらとめくり、心惹かれた文字を一気に墨で描く。何に惹かれたのか、その時点では自分でも分からない。
出来上がった複数の文字の中から「何かいい」と思うものを残していく。そしてさらに幾何形態で分割し、再構成する。ある時点で「これでいい」と思う瞬間がある。
できあがってみるとそれは文字というより山水画のようであり、筆の躍動感を残したイラストレーションといえるものとなった。

2009年度　最優秀賞

「そよ」

襖絵師　いとの　いちえ

仕様：最大製作可能寸法：2,100mm×1,000mm（要相談）

暮らしに「そよ風」を
流れの中に身を置き
こころ解き放す日々の為に

単に絵を鑑賞するだけでなく、開け閉めの動作によって閉じると「安らぎ」を、
明けると微妙に風のリズムが変化し、「快活さ」を増していく二枚組の襖絵です。
独自に開発した毛筆を用いた肉筆画です。
左右二枚を動作として、または個別に、或いは自由な組合せで多数連立し、時には入れ替え使用出来ます。
健やかな毎日に、あなたの風を創作してください。

2012年度　優秀作品

「カケラ」

襖絵師　柴田 明広

仕様：最大製作寸法：2,100mm×1,000mm（要相談）

「光陰矢の如し」と言いますが、時間というものはあっという間に過ぎ去っていきます。
その時間の中に私たちの何気ない日常が刻々と刻まれています。
今、何も意識していない日常でもそれは小さな点として思い出となります。

たくさんの点が線になって、
いくつもの線が円となって。

時の経過の中にある大きな円は、いつも私たちを優しく包みこむ、家族のぬくもりでした。