商品から探す
部屋から探す
目的から探す
補助金相談 第7話
補助金はいつもらえますか?



補助金相談 第4話
戦略的な補助金の申請

補助金相談 第3話
計画書を作成しましょう II

補助金相談 第2話
計画書を作成しましょう

補助金相談 第1話
補助金ってなに?

バックナンバー

 

あてはまる項目がある企業は補助金を受けられる可能性大!
□新たに商品の開発や新サービスを考えている企業
□海外展開を考えている企業
□特許の出願を考えている企業
□省エネに関する商品を研究している企業
□環境に配慮した商品を研究している企業
□見本市などに出店を考えている企業


計画書を作成しましょう




はじめに

こんにちは。税理士の大美賀(おおみか)です。
毎日の気温の変化が大きいですが皆様お変わりありませんでしょうか。

さて今回は、現在募集が始まっている補助金を具体的にご紹介させていただこうと考えておりましたが、 例年この時期は、年初から夏にかけて募集されていた補助金の採択結果が出そろい、年末くらいまで特に新たな補助金の募集がない時期です。
そこで、年明けの補助金の募集に備えて今何をしておけば申請がスムーズに行えるかを2回にわたりご紹介したいと思います。



どちらも開発事業です

大前提ですが、補助金を獲得するためには補助対象となる事業が必要であり、補助対象となる事業とは、「新製品の開発事業」です。

「開発事業」というと少し大げさな感じがして自分たちには無理なのではないかと考えてしまうかもしれませんが、 経営者の方々はこれまでも「こんな製品を作れたら・・・」と頭の中で漠然と考えてきたことを実現し新たな製品を作られてきたのではないでしょうか?
ご自分では気が付かないかもしれませんがそれこそが「開発事業」です。

大企業での新製品の開発プロセスを大まかに説明すると、多くの部署で新たな製品を構想することからスタートし、 次にその製品が既に世の中に出回っているかを調べます。
新規性があるものとわかれば、具体的に製品化するにはどのような技術が必要でどのくらいの時間がかかり、 開発にはどのくらいの予算が必要なのかを計画書にまとめます。
そして、計画書を会議にかけ承認されれば「新規プロジェクト」や「新規開発事業」として製品開発が始まります。



これに対して多くの中小企業では、経営者及び一部の幹部の方々が新たな製品を考え、 ある程度のところまで具体化してから従業員に説明し製品開発を進めているように見受けられます。
そして、新製品の開発のために計画書を作成しようと考える経営者の方はほぼいらっしゃらないと思います。
なぜなら、面倒くさいからです。
そして、計画書など作成しなくても具体的に新製品が出来上がってしまうからです。

このように、大企業と中小企業では新製品の開発までのプロセスは大きく異なります。



計画書を作成しましょう

新製品の開発までの大まかなプロセスが大企業と中小企業で大きく異なるということをわかっていただけたかと思いますが、 新製品の開発においては、大企業と中小企業で他にも大きく異なる点があります。

それは、大企業が補助金と全く関係ないところで作成した新製品の計画書をもとに補助金を申請し、 新製品の開発費用の一部を補助金で賄っているのに対して、中小企業は新製品の計画書がないため補助金の申請がうまくいかず、 すべての開発費用を自社で負担していることです。
もともと資金が潤沢にある大企業が開発費用の一部を補助金で賄っているのにもかかわらず、 資金力の乏しい中小企業が開発費用のすべてを自社で負担している現状は、 中小企業にとって大企業との競争を益々不利な状況に追い込んでいることに他ならないのです。

しかし、もしかするとこの差は計画書一枚の差なのかもしれません。
普段から何かを開発しようと考えたときに、最初に計画書を作成するだけで埋まる差なのかもしれません。
だから計画書を作成することをお勧めします。

最初はA4用紙1枚でよいのです。
補助金のことを考えなくても紙にまとめることはきっと有意義だと思います。
後になって当初予定していたことと実際におきたことの検証にも役立ちますし、 新たな計画は通常の資金と別の資金が動きますので資金繰りにも役立ちます。
場合によっては融資のための資料や補助金の申請にも役立ちます。



頭の中にあることを箇条書きしてみる

そう言われても具体的にどう作成すれば良いの?と思われますよね。
簡単です。最初のステップは、頭の中にあることを箇条書きにしてみればよいのです。
具体的にいうと次の4項目だけを箇条書きしてみてください。

①どのような製品を作ろうとしているのか
②どのくらいの期間がかかるのか
③この計画にかかわるのは誰か
④開発費用は、何にいくらかかるのか



この4項目だけでいいのでまずは頭の中からアウトプットし紙に書いてみることが大切です。
たったの4項目ですがA4用紙1枚程度にはなるかと思います。
そしてこの4項目が計画書の骨子になります。

骨子が固まれば次のステップは肉付です。



最後に

話を補助金に戻しますと補助金の申請期間はとても短いです。
募集開始から1カ月以内で締切をむかえるものがほとんどです。
そのため「○○の補助金が応募を開始したから申請してみませんか?」では添付書類を集めるだけでも難しいです。
採択されるような申請書を作成することに至ってはもっと難しいです。
そのため、とにかく事前の準備が大切です。

次回は、A4用紙1枚に書きだした4項目の骨子に、どのように肉付を行い計画書を完成させるのか。
さらには、完成した計画書が補助金獲得のために如何に大切かをご紹介させていただきたいと思います。




<<次回のはなし 前回のはなし>>



税理士  大美賀功貴
大美賀 [経歴]
1977年群馬県太田市生まれ
LEC東京リーガルマインド大学院大学 高度専門職研究科 会計専門職専攻修了(MBA)
2014年税理士登録と同時に独立開業(大美賀功貴税理士事務所 代表)
 http://www.omikatax.sakura.ne.jp

[資格]
税理士・宅地建物取引主任者・ファイナンシャルプランナー他


403ギャラリー
出店資料請求

ヘルプ   403について   403でビジネス
住まいのオーダーメード館403とは
注文・お問い合わせについて
メールマガジン登録・解除
サイトマップ
  企業情報
403新宿ギャラリー
社長のブログ
新宿御苑前のオーダー建材ショールームスタッフ日記
  住まいのオーダーメード館403 出店用ガイド
「つくる・売る」研究会
403出店 資料請求
無料リンク集登録(工務店・設計事務所等)

このページの上へ戻る