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第2回 「良いネーミングと悪いネーミング」 こんにちは! 千葉県鎌ケ谷市の弁理士、亀山 夏樹です。 「第1回 ネーミングって何?」では、「ネーミング=営業マン」であることをお話しました。 今回のお話は、「良いネーミングと悪いネーミング」。 つまり、「良い営業マンと悪い営業マン」です。 さて、「良い営業マンと悪い営業マン」。 みなさんが一緒に働きたいのはどちらでしょうか? そうです、そうです、そうなんです。 良い営業マンですよね? ネーミングも同じように、良いネーミングと悪いネーミングがあります。 みなさんの商品に必ずつけられるネーミング。 折角ですから、良いネーミングを選びたいですよね さて、良いネーミングとはどんなものでしょうか? では、ここで質問です。 皆さんが知っている「商品名」「サービス名」を、それぞれ3つ思い浮かべてください。 (周りを見ちゃダメですよ~) 思い浮かびましたか? この思い浮かんだネーミング・・・ これが、良いネーミングなんです。 何のことだかサッパリわからない! どういうことかって? こういうことなんです。 良いネーミングは、すぐに思い出してもらえるネーミングなんです。 すぐに思い出してもらえるネーミングであれば、そのネーミングを手がかりに、 誰かに伝えるなり、自分で検索するなりして、その商品までたどり着くことができます。 例えば、 「牛丼」といえば・・・「吉野家」。 このように思い出してもらえれば、「牛丼」が必要な時には、 「吉野家」を一番最初に頭に思い出してくれます。 このような状況を作ることができれば、 「牛丼」を食べたい人は、「吉野家」に向かいやすくなりますね。 反対に、ネーミングが出てこないと・・・ 「あぁぁ、ココまで出かかっているんだけど・・・」 「えっと、T字型で、赤い色で、てっぺんに穴が開いていて・・・こんなモノありましたよね?」 こんな経験は無いでしょうか? これでは、その商品までたどり着くことができませんね。 つまり、良いネーミングとは、「すぐに思い出せるネーミング」、 そして、「覚えやすいネーミング」なんです。 では、反対に・・・ 悪いネーミングとは何でしょうか? 悪いネーミングとは、「すぐに思い出せないネーミング」 そして、「覚えにくいネーミング」といえるでしょう。 そして、悪いネーミングとして、もう1つあります。 それは、他人の権利を侵害するもの。 こちらも悪いネーミングといえるでしょう。 最近であれば、世界的なスポーツの祭典のロゴマークが話題になりましたね。 例のロゴマークでは、著作権侵害の観点でクローズアップされました。 ネーミングのように文字を構成するものであれば、著作権法というよりも、商標法や不正競争防止法が大きく関わってきます。 今回は、ネーミングのお話ですので、法律の話は、別の機会にしたいと思います。 今回のお話しのポイントは、 良いネーミング = 覚えやすいネーミングです。 みなさんの商品やサービスの名前は、覚えやすいものになっているでしょうか? ・・・というところで、今回はここまで。 次回は、「ネーミングの良し悪しの判断基準」についてお話したいと思います。 <<次回のはなし 前回のはなし>>
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