涼しいアロマ


7月。
まだ梅雨の地域も多いのですが、これからが夏本番。
暑さもこれからが本番です。
でも、節電のためにクーラーの設定温度を下げる、といったことが呼びかけられていますね。
皆さんはいかがされていますか?
いろいろな『涼』とるために、昔からの知恵をつかったり、新しい商品や素材が考えられたりしていますね。



そこで、私は、アロマで『涼」を感じる方法をお伝えします。

いわゆる「涼しい」と感じる香りといえば・・・
やはり、ミント系の香りを思い浮かべる方は多いと思います。
ガムや歯磨き粉、リップクリームなどを思い浮かべるだけで、なんだか、スースーした感覚や、爽やかさや、涼しさを思い出しませんか?

ペパーミントや、スペアミントなどの精油の中に含まれている「メントール」という成分がポイントです。
「メントール」は、人間の感覚神経の中にある、「冷たさ」を感じる受容体を活性化させて、 ほんとうは、舌や肌の表面の温度が下がったり、そこに触れる空気の温度が下がったわけではないのに「冷たい」刺激を感じさせています。



つまり、実際に空気を冷やさなくても、人間が「冷たい」と感じる方法があるということです。
その方法が「メントール」の力を借りることです。

実際に、ミント系の香りをつかったオフィス空間で、「体感的に涼しさをもたらしている」、という結果があります。
また商業施設でミント系の香りを演出したときのお客様にアンケートをとると、「涼しく感じる」と86.0%の方が感じられた調査結果もあります。



でも、この「メントール」、刺激としてはとても強いものになるので、強い濃度で使うことはやめましょう。
とくに、空間に香らせるときには、他の香りともブレンドすると香りの中にやわらかさや、しなやかさも生まれてきます。

私のおすすめ、『涼』を感じる香りブレンドは
スペアミントとペパーミントのミント系の香りをあわせてつかい、
さらにプチグレインや、レモン、グレープフルーツをプラスした
シトラス系のクールな香りです。
(実は先月行われていた、展示会会場につかっていました。)




ほかにも、『涼』を感じる香りブレンドや、インテリアに合わせたアロマの使い方などのセミナーを7月13日 11:00〜 代々木教室で開催します。
詳細やお申込みは、こちらから。

http://www.aromastar.rexw.jp/product1.html

また、冷感受容体については、富永真琴先生(総合研究大学院大学教授)の

http://www.soken.ac.jp/journal/no.10/doc/p40-45.

などに参考文献があります。