ふだんのテーブルコーディネートの話
◆ふだんのテーブルコーディネートの話

テーブルコーディネートは、大きく分けてフォーマルとカジュアルの2種類。
ルールを重んじるフォーマルのコーディネートでは、使用しないアイテムがいくつかあります。

1.ランチョンマットやティーマットなどの、プレイスマット。
2.ナプキンを留めるナプキンリング。
3.ナイフやフォーク、スプーンの箸置きともいえるナイフレスト。

フォーマルの代表ともいえる、結婚式のセッティングを思い出してみてください。
これらのアイテムは使われていないはず。
一方、ふだんの食卓に取り入れたいカジュアルなコーディネートでは、バリエーションを豊かにしてくれるアイテム。
明るく楽しい感じに仕上げるためも活用するといいでしょう。



まずはプレイスマット。
布製のものが一般的ですが、エスニック調のアタや籐などで編んだものもよく見かけます。
まだ和風のコーディネートには、和紙をそのまま使っても素敵です。
小さいお子さまには、こぼしても簡単にふき取れるビニール加工マットや、カラフルな色のプラスチック製もいいですね。
テーブルクロスと重ね使いにする場合は、無地クロスに柄物のマットを、柄物クロスには無地に近いマットがすっきりとします。
次にナプキンリング。これも、陶器、ステンレス、木、ガラス、組紐、ワイヤー…など、素材も形もさまざま。
自宅にあるアイビーなどの蔓ものの観葉植物をクルッと結ぶだけでもナプキンリングに早変わり。
もともとナプキンリングというものは、家族の個人用ナプキンの目印代わりに使われたものだと言われています。
黄色いリングはお母さんのナプキン、ピンクのリングは私…のように、誰のナプキンかが一目で判るようにしていたのです。
同席の全員が同じナプキンリングである必要はありません。
お友達を2~3人呼んでのランチタイムなら、それぞれのイメージに合わせたナプキンリングを使ってみてはいかが。
全員違うことが、会話のきっかけにもなるはず。
プレイスマットも同じ。同じマットを揃えなくても、この人には小花柄、あの人にはフルーツ柄…と、 違うものをセッティングしても構わないのです。
注意したいのは、プレイスマットの大きさ。違う柄でOKでも、大きさまで異なると、 テーブル全体にまとまりのない印象になってしまいます。
さらに、カジュアルな楽しいコーディネートをするには、色をたくさん使ってみましょう。
素材も大切。
木や竹のナイフ&フォーク(カトラリー)。
お子様が参加するような場合は、赤・緑・青…などのビタミンカラーがオススメ。
アウトドア用のプラスチック製食器やカトラリーでコーディネートすれば、家の中でもピクニック気分になれますよ!