◆日本酒の話。 |
◆日本酒の話。 「くせがある」「おじさんのイメージ」「種類が多くてよくわからない」など日本酒が苦手な人の理由はいろいろ。 でも日本酒って料理にも合わせやすく、種類(タイプ)も特長幅広いのです。ぜひ試してみてください。 日本酒の特長をあげてみましょう。 ・飲用温度の幅が広い ・料理のマイナス面を引き出すことが少ない ・生産地域、原材料、醸造方法によって、香や味わいの種類が豊富 ・アルコール飲料の中で最も品質が変化しやすい ・工業的大量生産に向かない ・美肌効果が高い ・体を冷やす効果が低い お酒のほとんどは体を冷やします。飲むと暖かくなる…と思われますが、それは一時的。 もっとも冷やすのはウイスキーやブランデー、焼酎などの蒸留酒。 醸造酒の中で、体を冷やすのはビール、次にワイン。 お酒の中では一番身体を冷やさないのは日本酒です。
「日本酒サービス研究会(SSI)」 日本酒ビギナーの方には、さらっと飲める爽酒タイプを。 一方、ワインを飲みなれている方には薫酒タイプがお勧めです。 お燗で楽しみたいときは醇酒タイプ。 秋の夜長をちびちびと・・・というときは熟酒タイプと気分や季節によって試してみてはいかがでしょう? 最近は小さめの瓶で売っている日本酒も多いので、お友達と一緒に数種類を飲み比べて、好みの探して見るのも楽しいですよ! 次に、テーブルコーディネートの観点から、それぞれのタイプに合う酒器を考えてみましょう。 飲用温度で器の大きさが決まり、お酒の色で、素材や色を選びます。 薫酒タイプは見た目に清涼感が感じられるよう、ガラスやクリスタルの器でラッパ型やワイングラス形状のものがよいでしょう。 爽酒タイプは、冷やしていただくので、小さめの飲みきりサイズのグラス。 お酒自身に色がないので、色ガラスの器でもマッチします。 醇酒タイプは器の形状は選びません。 九谷や備前、織部などの純日本調の酒器を使うと風情があっていいですね。 熟酒タイプは香りが強いのでブランデー形で琥珀色が綺麗に見える器が素敵。 中が金塗りの漆器も高級感があります。 |