灯火が入る部分で、灯籠の最も重要な部分です。
装飾目的の場合は火をともすことはありませんが、実用性が求められる場合には、火や電気等により明りが灯されます。

灯ろうは五つの部位から構成されています。

宝珠

宝珠とは、笠の頂上を飾っている葱花状の構成部分で、葱花屋根の変化か蓮蕾の変形かと云われるもので、 塔など方形造りの建築や石塔類の頂上を飾っているものと同種です。

笠は、火袋の上の屋根に当たる部分で、構成部分に応じて四角・六角・八角など、様々な形をしております。
また、丸雪見型の円形などもあります。
火袋

灯火が入る部分で、灯籠の最も重要な部分です。
装飾目的の場合は火をともすことはありませんが、実用性が求められる場合には、火や電気等により明りが灯されます。
中台

火袋を支える部分で、最下部の基礎と対照的な形をしております。
蓮弁や格狭間という装飾を施すこともあります。
足・台

自然雪見灯篭では「足」と呼びますが、木型灯籠では「台」と呼びます。


【説明文&画の情報提供:来待石産業振興プロジェクト/島根県】