業者さんからもひとこと

「硝子(ガラス)」を安全に大切に末永くお使いいただくための「ガラスのおそうじ方法」をご紹介します。
ガラスに付着した大気中のちりやほこりは、長期間放置すると汚れが固まって取れ にくくなりますので、定期的な清掃をこころがけてください。

  1. 日常の清掃は、表面を水スプレーなどで濡らした後、水けをしぼった布かスキージーで拭き、最後に乾いた布で乾拭きしてください。
    ガラス周りのシーリングやガラスビード(ガラスとサッシの間に入っている樹脂製のパッキン)、サッシに付着した水も、キレイに拭き取ってください。

  2. 汚れが目立つ場合は、中性洗剤の水溶液を浸した布で拭いた後、水けをしぼった布かスキージーで拭き、最後に乾いた布 で乾拭きしてください。

  3. 中性洗剤を使用しても汚れが取れない場合は、汚れの度合いに応じて、市販されているガラスクリーナー、 アルカリ電解水、台所用クリームクレンザーや重曹などを併用してください。

  4. タバコのヤニや油の付着は、中性洗剤の水溶液を浸した布で拭くか、市販のガラスクリーナーやアルカリ電解水を使うと、 大部分の汚れを落とすことができます。

  5. シールやラベルの糊が残ったり、接着剤などの樹脂が付着した場合は、アルコールやシンナー、ベンジンなどの溶剤を使用して拭き取ってください。
    溶剤を使用する際には、必ず換気をして、サッシなどの 周辺部材に付着しないよう注意してください。
    溶剤を使用した後は、水で洗い流してから、最後に乾いた布で乾拭きしてください。

  6. 強固に付着して取れにくい汚れは、竹や木または樹脂製のへらを使用してこすり取った後、布で拭いてください。

  7. ガラス面にセメントやモルタルが付着すると、ガラス表面が化学反応を起こして固着し、除去しにくくなりますので、 付着しないようにしてください。

  8. 結露などでガラス表面がくもったり、ほこりなどが付着した場合、通常では見えていないガラス製造時や施工時に使用した吸盤跡や、 製品認識のために貼りつけられていたラベルの跡などが浮き上がって見える場合があります。
    定期的な清掃で除去できない場合には、特殊研磨剤を含んだクリーナー(自動車ガラス用油膜取りクリーナーなど)や、 台所用クリームクレ ンザーなどを用いて除去できることがあります。
    ただし熱線反射ガラスなどの、表面がコーティング処理されたガラス面へは使用できません。
    クリーナーや台所用クレンザーを使用した後は、水で洗い流してから、最後に乾いた布で乾拭きしてください。

  9. 洗面ユニットやユニットバスに使用されている、表面にくもり防止のコーティングが施された鏡には、 専用のお取り扱い方法があります。それぞれの取扱説明書に記載されたクリーニングやメンテナンス方法に従ってください。
禁止事項;
  1. 金属ブラシ、スチールウール(金属たわし)、カッターやスクレーパーは、表面にキズをつけることがあるので、使用しないでください。
    強化ガラス/耐熱強化ガラス/倍強 度ガラスは、熱処理加工の影響によってキズがつきやすくなっていますので、特に注意してください。

  2. フッ化水素など、ガラスを溶かす成分の入った洗浄剤は使用しないでください。
機能ガラス普及推進協議会、板硝子協HP
「ガラスのトリセツ」より一部抜粋

【説明情報提供:エイブル 株式会社/東京都】